工事成功コラム集

大規模修繕工事・改修工事着工後に追加費用がかかる場合とは?

マンション・ビルの大規模修繕工事・改修工事には工事前の見積りに追加費用が発生するもの?
多くの人が利用するマンションやビルを、適切かつ安全に管理・運用するために、定期的な大規模修繕工事・改修工事を行います。大規模修繕工事・改修工事を行う際は、事前に見積りを出しますが、いざ工事が始まると、追加費用が発生することがあります。
なぜ追加費用が発生するのでしょうか?

マンション・ビルの大規模修繕工事・改修工事を行う際は、まず、目視で建物の状態をチェックし、見積りを作成します。
実際に工事を始めると、細かいチェックが行われ、事前のチェックで発見できなかった小さな破損や不具合が判明します。
そのため想定した以上の対応が必要となることがあり、追加費用が発生することになるのです。
逆に、想定より少ない対応で済んだ場合や、不具合がなかった場合などは、見積り金額から減額されることもあります。
大規模修繕工事 事前チェック
マンション・ビルを管理する上で、大規模修繕・改修工事は必ず必要です。定期的に修繕を行わないと、不具合が放置され、悪化し、いざ修繕となった際に、予想以上の費用が掛かることになります。
建物のメンテナンスを行いながら、大規模修繕・改修工事にかかる費用を抑えるようにしましょう。


大規模修繕工事・改修工事で追加費用が発生する例
大規模修繕・改修工事で追加費用が発生する例としては、具体的に次の2つの場合があります。
①タイルの必要枚数が増えた
②劣化が激しい箇所が多かった
事前チェックでは確認しきれなかった劣化や損傷などにより、このような費用が追加されます。
タイルの必要枚数が増えた
大規模修繕・改修工事で追加費用が発生する事例としてよくあるのが、タイルの必要枚数が増えることです。事前に外壁タイルを目視確認して、張替工事に必要なタイルの枚数を見積もります。実際に着工し、足場を設置して、詳細を確認すると、遠目からの目視確認では発見できなかった破損や劣化が見つかることがあります。
タイルの必要枚数が増えた
外壁タイルの修繕にかかる費用は、実際にタイルを張り替えたり、補修する際に必要となった枚数に基づいて算出される実数精算方式であることから、追加費用が発生するのです。
劣化が激しい箇所が多かった
大規模修繕・改修工事の見積りは、外部からの目視確認で行われるため、配管の内部や給水ポンプ、エレベーターなどの機器の故障などは発見できないことがあります。実際に工事を開始した後で、詳細な状態を把握することになり、外壁の補修の追加や、設備の部品交換などの追加工事が必要になってしまいます。
劣化が激しい箇所が多かった
劣化や破損はわずかなところから始まります。そのまま放置することで破損個所が広がり、部品交換など追加費用がかかる工事が必要になってきます。
定期的にメンテナンスを行うことで、大規模修繕・改修工事の追加費用を抑えることができます。長く安全な建物維持するためにも、日頃のチェックを心がけましょう。