ビル・マンションの大規模修繕・改修工事でよくあるトラブル対処法！

マンション・ビルの大規模修繕・改修工事でよくあるトラブルは？

多くの人が利用するマンションやビルは、定期的に大規模修繕・改修工事が必要です。大規模修繕・改修工事は、計画、予算、調査など、事前の準備が大変です。そしてようやく大規模修繕・改修工事を開始しても、工事中はマンションなら居住者、ビルなら利用者の方はもちろん、近隣住民の方への配慮をしっかりしないと、トラブルに発生することもあります。
そんなマンション・ビルの大規模修繕・改修工事でよくあるトラブルについてご説明します。

ビル改修工事のよくあるトラブル：騒音・振動・臭い

マンション・ビルの大規模修繕・改修工事では、騒音、振動、臭いは必ず発生するものです。
最新の機材を使えば低騒音・低振動を期待することができますが、ゼロにはなりません。外壁塗装で使用する塗料や接着剤も、臭いを抑えたものが開発されていますが、無臭ではありません。

大規模修繕・改修工事で、騒音、振動、臭いに対する苦情は、長期間続く場合にトラブルになりやすいようです。騒音や振動がいつ終わるか、臭いはいつまで続くかが分かっていれば、ストレスは軽減されるものです。いつまでこの状態が続くのか、と思われることがトラブルにつながるのです。

大切なのは、工事期間や時間の周知を徹底することです。エントランスやエレベーターホールに張り紙をしたり、工事時間のお知らせなどをマンションであれば各ご家庭のポストに入れる、ビルであれば会社などの受付に届けるなどして、しっかり伝えることが大切です。施工する側も、お知らせの通りに時間を厳守するなどの対応が重要です。
また、直接的に影響のある部屋やテナント様に対し、対面であいさつを行い、ご理解とご協力をいただくことも非常に大切です。入居者様やテナント様も直接あいさつしてもらった方が気持ちが良いものです。

ビル改修工事のよくあるトラブル：防犯とプライバシー

マンション・ビルの大規模修繕・改修工事では、足場を設置するため、空き巣が足場を利用するケースもあるようです。
プライバシーの面では、バルコニーで作業する場合などは、事前に作業場所・時間をしっかり伝えないとトラブルになりやすいです。

空き巣対策として、施工業者は、窓用の補助鍵を貸し出したり、防犯カメラの設置をしたりします。プライバシー対策としては、事前に作業場所・時間を伝えること、更にカーテンを閉めることをお勧めするなどの気配りがあるとなおよいでしょう。

ビル改修工事のよくあるトラブル：近隣住民からの苦情

マンション・ビルの大規模修繕・改修工事では、居住者の方、利用者の方だけでなく、近隣の住民の方ともトラブルになることがあります。大規模修繕・改修工事で発生する騒音・振動・臭いは、近隣住民の方にも影響します。マンション・ビルの居住者・利用者に工事内容をお知らせするのと同様に、近隣住民の方にも事前のお知らせをしっかりするようにしましょう。