建設業界のイメージ刷新!「新3K」がもたらす変革と働き方改革の最前線
建設業界には古くから「きつい」「汚ない」「危険」の頭文字をとった「3K」のイメージが定着していました。しかし現在、業界全体の人手不足と高齢化を背景に、このイメージは大きく変わりつつあります。
本コラムでは、国土交通省が提唱する「新3K」について詳しく解説するとともに、建設業界における働き方改革の最新事情をご紹介します。

「新3K」とは、建設業界をより魅力的なものにするために国土交通省が掲げたキーワードで、「給与」「休暇」「希望」の3つの頭文字をとったものです。
・休暇:週休2日制・長期休暇の確保
・希望:将来性のある業界・成長機会の創出
給与:スキルに見合った適正な報酬の実現
「給与」の適正化には、工事を適正価格で受注することが不可欠です。
国は、公共工事の入札に関する法改正(公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律)を行ったり、国交省の直轄工事でモデル工事を実施したりするなど、積極的に建設工事の適正価格の実現を推進しています。
休暇:週休2日制・長期休暇の確保
「休暇」は、ゆとりある働き方を実現するための制度です。
「休暇」の確保には、休みを取りやすい企業内での意識改革とともに、無理のない適正な工期設定が求められます。
国土交通省は、直轄工事の受注について「週休2日対象工事」を掲げ、2024年度(令和6年度)には原則100%の実施を目指しています。
これにより、建設現場で働く人々がしっかり休みを取れる環境が整備されつつあります。
希望:将来性のある業界・成長機会の創出
建設業界は、DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展により、今まさに変革期を迎えています。
最先端の技術に触れながら活躍できる場が増え、働く人々が成長できる機会が多く、将来性のある業界です。
自己成長を実感できる学びの機会が多いのも大きな魅力です。
「かっこいい」
サンウォールでは、「新3K」に1つ追加して「新4K」をうたっています。
サンウォールには、魅力的な先輩社員がたくさんいます。
若手や女性社員もスキルを学びながら活躍しています。
最先端の技術に触れながらともに働く喜びを感じられることと思います。
2024年問題に直面し、建設業界では多くの企業で働き方改革が進められています。
働きやすさを重視する企業文化の醸成の徐々に広まってきていると実感しています。
しかしながら、すべての企業がスムーズに改革を進められているわけではありません。
会社規模によっては、働き方改革を進めるための業務的なゆとりがなかったり、DX導入のための設備投資に踏み切れない、あるいは従来の業態を変えたくても変えられないといった課題を抱えている企業があるのも事実です。

サンウォールでは、以前より若手育成に力を入れており、女性の働きやすい環境の整備にも取り組んでいます。また、省力化を図るためのデジタル技術導入を進め、業務効率化を徹底するなど、積極的に働き方改革を推進しています。企業の財産は「人」です。社員一人ひとりが働きやすく、豊かな人生を送れるように、これからもより働きやすい企業を目指してまいります。