🧱タイルの補修工事について
こんにちは!サンウォール新入社員のKです!
前回は自己紹介をしましたが、今回は工事の内容について紹介していけたらなと思います!
そこで今回はタイルに関する工事について紹介していきます!
ビルやマンションなどの外壁に貼られているタイルですが、建物の外観に重厚感を与え、建物をとてもかっこよく見せることができます。
しかしこのタイルは建物の躯体にモルタルという接着剤のようなものを用いて貼り付けているため、劣化やもともとの施工不良などによってさまざまな危険が生じてきます。
補修工事が必要になってくるタイルの状況にはいくつか種類があります。
タイルのひび割れや欠損、タイルの陶片浮き(タイル自体が浮いている)はタイルそのものを張り替えます。

このタイルの状態はタイルの状態を元に戻すことはできないため、基本的にはタイルをはがしてもう一度新しいタイルを張りなおすことになります。
作業手順は
1.目地にサンダーを入れる

2.既存のタイルを撤去する

3.清掃

4.貼り付けモルタルを塗り付ける

5.タイルを貼り付ける

6.目地を詰める

ここまで行いようやく施工完了となります。

タイル浮き(タイルの下のモルタルから浮いている状態)はタイルの張り替えではなく注入と言われる工事を行います。
このタイル浮きは躯体にタイルを張り付けるためのモルタルと躯体の間が浮いてしまっている状態です。
この状態になってしまっている場合の工事には2つ選択肢があります。
1つ目は先ほども紹介したタイルの張り替え工法です。
もう一つはエポキシ樹脂注入工法と呼ばれるものです。
この工法はタイル面に穴を開け、開けた穴にエポキシ樹脂を注入し、その穴にアンカーピンと呼ばれるものを入れ、躯体から浮いてしまっている部分を固定する工法になります。
作業手順は
1.穿孔・穴あけ

2.清掃

3.エポキシ樹脂注入

4.アンカーピン挿入

5.目地埋め

以上をもって施工完了です。

欠けていたり、浮いてしまったりしているタイルは剥落の危険もあり、場所によっては重大な事故を引き起こす危険性もあるため、
大規模修繕を行うタイミングでしっかりとした調査を行い、適切な工事を行っていただくことをお勧めします。
私も実際にタイル職人さんの作業を間近に見て、実際に手伝わせてもらったのですが、簡単そうに見えてモルタルの練り具合や塗り方、タイルの貼り方など、工事にはとてつもない技術が詰まっているということを知ることができました。
これからも職人さん方に対するリスペクトの気持ちを忘れずに精進していきたいと思います!
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